【50g】ペルー・アルトアマゾン(深煎り)
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ペルーは、南米の中でもブラジルやコロンビアと並び珈琲栽培が盛んな国ですが、とりわけオーガニックに力を入れた農園が多いのも特徴です。
中米はスペシャルティに力を入れているため、深煎りに耐えられる実の硬さを持つ豆が少ない中、ペルーの豆は高地栽培ということもあり、深く煎ってもバランスが崩れずしっかりとした味わいを持てることから、ヴェルディではペルーを深煎りの入門豆として焙煎しています。
ペルー基本データ
正式国名:ペルー共和国
位置:南米大陸の中西部
国土面積:約129平方キロメートル(日本の約3.4倍)
人口:約3,199万人
首都:リマ
言語:スペイン語
通貨:ソル(1ソル≒28円)
経済規模:世界50位
ペルーは地形や気候の違いから、大きく3つのエリアに分かれ国土の約60%はセルバ(アマゾン熱帯地)と呼ばれています。
ブラジルやボリビアへと続くセルバのジャングル地帯で、コーヒーなどが作られています。
国土の約30%はシエラ(アンデス山脈地域)。
標高3,000mを超える大地で、高地であっても赤道に近い低緯度地帯に位置するため、気候は比較的温暖で、富士山ほどの標高にも都市が形成されており、マチュピチュなどが有名です。
こちらの地域では採鉱業や織物業が盛んです。
国土の10%はコスタ(海岸砂漠地帯)と呼ばれ、年間を通して殆ど雨が降らないおかげで、ナスカ時代に描かれた地上絵も今に残っています。
古代文明は、雨季に降った雨によってアンデスにできる川の流域や、湧き水でできたオアシス周辺に発祥しました。
標高1,800mにあるチャンチャマヨ地区は、コーヒーの首都ともいわれています。
そこでは本来気性の荒いハナグマを家畜として飼いならされています。
ハナグマはコーヒーの実が大好物で、しっかりと熟れた食べごろの実だけを選んで食べます。
他にも、野菜や果物なども食べますが、それらが胃の中でコーヒー豆に様々な風味を加え、消化しきれず排泄された豆だけを集めたものが、ペルーの最高級コーヒーになります。
インドネシアの「コピルアック」と同じようなものですが、品質はもちろん、生産量もわずかなため高額で取引され、米国や欧州、中東に輸出され残念ながら日本にはほとんど入ってきません。